スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

論文の「書き方」指導書

お勧めです。

■弁理士受験新報No38掲載の実践論文上達法(法学書院)

渡辺先生は数ヶ月前にも同様の記事を書かれていたそうです。
その時にもいい内容だなぁと感じた記憶があるのですが、
今回も素晴らしかったです。

この記事で、渡辺先生は論文の「書き方」について細かく述べられています。
論文試験で用いる「テンプレート」及びその使い方を列挙した記事とは一線を画しています。

以下、僕が素晴らしいと感じた理由です。
まず、失敗例を挙げて段階ごとに丁寧に説明している点です。
次に、わからない用語は法律用語辞典で調べることを勧めている点です。
最後に、文章そのものが良くなければならないということを明記している点です。

「書き方」について丁寧に説明している本はほとんどありません。
たとえば、僕は意匠の類否判断で
「物品同一、形態類似、意匠全体として類似」
と書くことを勧めているのですが、上記記事では
×「意匠全体として類似」
×「物品同一、形態類似」
○ 「物品同一、形態類似、意匠全体として類似」
のように(あくまで例えですが)駄目な例を逐一挙げて説明するスタンスを採っています。
ここまで丁寧な記事はあまり無かったのではないでしょうか。見習わなければいけませんね。
僕も論文試験では「一つの結論に至る手順全てを書く」ことを意識していました。
飛ばさないのがポイントです。

また、法律用語辞典を積極的に勧めている記事もあまり見かけなかったので嬉しいです。
上記記事では、侵害訴訟では民事訴訟の流れで論文を書く
(というか模範答案はそうなっているということかな)、
そして民法や民訴法の用語が出てきたときは法律用語辞典で調べる、
というスタンスを採っていました。
これも同感です。特に理工学系出身の受験生にとっては必須だと思います。
ただ、肝心の法律用語辞典について紹介がなかったのは残念です。
僕は当ブログで何度も登場している法律学小事典(有斐閣)をおススメします。

分かりやすい文章を書いた方が良いという指摘も重要です。
僕も文章を書くのが苦手ですが、極力分かりやすく書くことを心がけていました。
答練では文章自体にチェックを入れる指導方針を採っている予備校は無いと思います
(文章自体に言及することを禁じているところもあったような)。
自分で意識するのが一番ですね。

■スタートライン債権法(池田真朗著、日本評論社)

民法入門書なので、大多数の弁理士受験生にとっては全く関係の無い本です。
ですが、本書の事例問題に対する模範答案は素直な文面でとても読みやすく、参考になります。

著者の池田先生は司法試験の試験委員も担当なさっていますので、
仮に本書の模範答案が池田先生の認める合格答案であれば、
弁理士受験生も本書のような答案を書けば十二分ということになります。
必要以上に文章形式にこだわる必要は無いということですね。

以上です。
【トップページへ戻る】
Copyright @ 2007 Tatitutetokkyo. All Rights Reserved.
Admin / Designed by Aldebaran
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。