スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

論文試験

【論文試験の性質】

運の要素が大きい試験です。


論文試験は、テンプレートの存在しない文章を書き、その文章を他人に評価してもらう試験です。
(一応公表論点はありますけどね)
上記から必然的に導かれるのは、確度が、大学受験に比べてとても低いことです。
弁理士受験が一般的に長期に及ぶのは、これが原因だと考えます。
最終合格率90%なんて状況は、おそらく無いでしょう。
(各予備校、ゼミでトップを張っている人がぽろぽろ落ちるのも、これが原因と思います)

次に検討すべきなのは、点数の付け方です。
合格答案の大部分は、60点びったしだと予想します。
これは、A○○という落ち方をしている人が結構居るからです。
一科目失敗すると、なかなか厳しい。このあたりも、弁理士受験を長期化させる原因になりそうです。

某予備校では、特実の採点者と意商の採点者の違いに着目した指導をなさっていました。
特実は当り障りの無い答案が良いようです。
調子に乗って民法の話を展開すると、粗捜しされて苦しくなりますよ。


【どこに配点があるのか】

(1)
まずは条文です。
条文を挙げない答案は本当に理解しているのか心配になります。
とにかく条文を挙げましょう。

(2)
次にあてはめです。
あてはめに配点があります。
例をあげましょう。

発明特定事項ABCDからなる特許発明イがあり、
発明特定事項ABCD'からなる製品を製造販売している問題にしましょう。

均等を持ち出すときに、
「置き換えられた部分が特許発明において本質的な部分でなく、・・・の場合には、技術的範囲に含まれる」
とだけ書いた答案は、印象が悪いです。

「置き換えられた部分すなわちDが特許発明イにおいて本質的な部分でなく、・・・の場合には、技術的範囲に含まれる」
としましょう。

【判例】

判例は丸暗記、丸写しが基本です。

丸暗記、丸写しと言うと毛嫌いする方も多いと思いますが、
実は短答合格発表後の答練でも判例が書けていない答案が多いのです。
論文本試でも、判例をきちんと書けた時点で上半分には入るでしょう。
というわけで、ここで判例の重要性を強調します。
判例は、丸暗記、丸写ししましょう。

くどいようですが、大半の受験生が基本と思っている判例でも何故か書けないものです。
多くは、「AND条件」の片方が落ちるケースです。
例を挙げましょう。

特79条「実施の準備」基本中の基本なのに意外と書けてません。

×「実施の準備とは、即時実施の意図があった場合をいう」
◎「実施の準備とは、即時実施の意図があり、かつそれが客観的に認識できる態様である場合をいう」

特79条「発明の範囲」に至っては、判例があることを知らないと思われる答案も多いです。
判例の勉強は、とにかく判決文を丸暗記することです。
口頭ですらすら言えないようではだめです。
答練後に友人と行く食事の席で判例がすらすら言えれば完璧です。

【文章形式】(追記 07/10/17)

以前、どのような文章形式、文面に仕上げれば良いのかという質問を受けたことがあります。
論文模試の模範解答の文章形式も、予備校によって、さらには講座によってまちまちです。
上記のような質問が出てくるのも当然ですね。

僕自身は、あまり文章形式に拘りませんでした。
条文を明示し、あてはめを明示し、結論を明示すればそれで十分だと思います。
どんな文章を書けばよいのかわからない、どうしても法律論文のお手本が欲しい、ということでしたら「スタートライン債権法」の中にある例題の模範解答をお勧めします。
著者の先生は司法試験の試験監督をなさっている有名な先生です。
読めばわかると思いますが、あまり文章形式に拘る必要が無いということです。
【トップページへ戻る】
Copyright @ 2007 Tatitutetokkyo. All Rights Reserved.
Admin / Designed by Aldebaran
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。